Discography

富岳太鼓オリジナル 和太鼓組曲 「富士山」

民話編 作曲 自然編 作曲 まつり編 作曲
こまい
鼓 舞
山内令子 ふううん
風雲
山内強嗣 いわいだいこ
祝太鼓
山内令子
ほうえい
宝永
山内強嗣 れいほう
霊峰
山内強嗣 かぜ のたいこ
旋風の太鼓
山内強嗣
ふがくりゅうじんのまい
富岳竜神の舞
山内強嗣 らいぶ
雷舞
山内強嗣 うたげ
山内強嗣
ごてんおにだいこ
御殿鬼太鼓
山内強嗣 しっぷうじんらい
疾風迅雷
山内強嗣 はやと
勇人
山内強嗣
ふじのまきがり
富士の巻狩り
山内強嗣 れいめい
黎明
山内強嗣 てんせいふじさん
天晴富士山 
山内強嗣 

 


OTHER NUMBER

曲 名 作 曲
いだてん
韋駄天
山内強嗣

きずな

山内強嗣


 祝太鼓
(流星太鼓)
初めて太鼓に触れる人、こども、老人、障害者。誰でもが太鼓を楽 しめる事を目的に作られました。流れるようなバチの動きから別名「流星太鼓」とも呼ばれています。  
 鼓舞  木花咲耶姫が姉の石長比売(いわながひめ)を探すために富士山 に登ると、それまで真赤に吹き上げていた火山の活動が不思議とおさまったという神話をもとに、咲耶姫が荒れ狂う火の神を鎮めるために舞踊る姿を振り付けました。
 勇人
(わらじ太鼓)
富士山の在る街に生まれ、富士山に見守られ、富士山とともに育 つ子どもたちが、強く、優しく、勇ましく成長するように、そして私たちの街御殿場の更なる発展を祈念して作曲しました。富士山開山で奉納することから「わらじ太鼓」とも呼びます。 
 富士の巻狩り  建久四年(1193)源頼朝が、富士の裾野で繰り広げた大巻き狩り の様子を、太鼓で表現し、頼朝が名馬「月影」の馬上より太刀を振 るい、弓を射る姿を振り付けたものです。
 風雲  一塊の雲が風に流れて富士と戯れる。富士山を取り巻く気流はと ても複雑で、雲の形は次々と変化し、時として息を飲む様な富士山と雲の織り成す自然の芸術を生み出します。音色の違う大小様々な太鼓の絡みが刻々と流れ行く風雲の様を打ち出します。
 霊峰  神々の宿る山「霊峰富岳」。その悠々として美しく、崇高で近寄りが たい富士山を大太鼓に見立て打ち込みます。直径2メートルの大太鼓「富士山」を通じ大自然の驚異、心理を真っ向うから受けとめそし て融合していきます。
 宝永  富士山の最後の噴火は、約300年前(1707)の江戸時代宝永4 年大地震とともに襲った富士山中腹の大爆発です。日本一高く、美しい山、富士山。私たちは、その恩恵に授かりながら、あまりに も疎かにし過ぎてはいないでしょうか。富士山と私たち、大自然と人間は常に一体でなければならないのです。人間も自然の一部なの だから・・・。大自然の計り知れない偉大さに敬意を表し、全身全霊 を込めて打ち込みます。
 富岳竜神の舞 富士山の噴火は、歴史に残されたもので13回に及びます。しかしそれ以前の縄文時代の遺跡からも荒ぶる火の山、富士山を祀ったとされる、配石祭祀場の跡が発掘されています。噴火活動の盛ん だったそれぞれの時代において鎮火の信仰を行なっていたのでしょう。そして、今日の平穏が永久に続くことを祈願して富岳竜神の 舞を創作しまた。 
 御殿鬼太鼓  富士の裾野の村で悪さをする鬼が、旅の行者に退治されました。改心した鬼たちは行者から授かった呪文で、村を幾多の飢饉や疫 病から救ったという伝説をもとに、鬼の呪文を太鼓にたとえ、魔除けの太鼓を打ち鳴らします。
 雷舞  春先から夏にかけての富士山の雷の物凄さは想像を絶するものがあります。閃光は豪雨騒然といたりて巨木を裂き、雷鳴は遠く四方の山々を轟かせ大地を揺るがせます。縦と斜めに置かれた太鼓を 駆使して、雷様が雲の上で荒れ狂い、そして舞いながら太鼓を打ち 鳴らします。
 黎明  夏の富士山の夜明け。山頂には雪渓が残り、身の締まる寒さは下界の喧騒を完全に断ち切り、登山者を神聖な世界へと誘います。山頂で迎える御来光は感動であり、とても言葉では言い表すこと ができません。そんな幻想的な夜明けから日の出までを音にして みました。
 旋風の太鼓  日本民族の長い歴史において、太鼓は神との交信、士気を鼓舞す る軍楽、生活に密着した祭り、そして芸能として何時の時代にも重要な役割を果たしてきました。日本人は太鼓を打つことによって生 きる力を培ってきたのです。旋風の太鼓は日本の祭り、日本人の 魂、そして人間の躍動を未来に伝えるために生まれた曲です。
 疾風迅雷  富士山の天候の変化は目まぐるしく、穏やかだった空に暗雲にわ かに立ち込め突然の豪雨。雨は激流となり斜面を一気に下り、大量の土砂と共に木々をなぎたおします。海から吹き上げる風によっ て生み出される気流は、人や山小屋を木の葉のごとく天高く舞い上げるほどの突風を巻き起こします。時に激しく、時に穏やかに、富士山の自然の静と動を太鼓の響きと、人間の肉体で表します。
 宴  中秋の満月の夜。富士山に感謝を捧げる宴の始まりです。太鼓の輪は次第に広がり、唄から踊りへと転じていきます。日本の伝統楽器を現代感覚でとらえた、一風変わったセッションをお楽しみください。
 韋駄天  韋駄天とは仏法を守る神で、走ることがとても速い神様です。富岳太鼓の究極はスタイリッシュな大太鼓のソロ打ちにあります。小細工せず全身をフルに使ってテンポよく大太鼓を打ち込む姿と響きが観る人、聴く人に、目にも留まらぬ快速を飛ばし、天空を縦横無尽、自由奔放、に駆け巡る韋駄天の様を連想させる太鼓が打てたらどんなに気持ちが良いだろう。そんな思いからの命名です。